また、ひとつ。

小学校のころ、夏休みは40日もあって、
朝から晩までひとりで過ごさなくてはならなくて、
永遠に夏休みが終わらないような気がして、
早く夏休みが終わればいいのに、と思っていました。
大学のころ、夏休みはもっとたくさんあって、
でも今思い返すと夏休みに何をしていたかほとんど思い出せなくて、
ほんとうにのんびりしていたのでしょう、
でもこののんびりした時間が永遠に続けばいいのに、と思っていました。
いまや、3連休でも、9連休でも10連休でも、
あっという間に終わってしまって、
こころとからだを休めるだけで終わってしまって、
自分を高めることをするわけでもなく、
どうしてこんなに早く終わってしまうんだろう、
と嘆いてばかりいるように思います。

頭のよい人、かっこいい人、美しい人、おもしろい人、
示唆を与えてくださる人、固いものをほぐしてくれる人、
もっと近づきたい人、もっと深く知りたい人、
ああとてもかなわないやという人、面倒をみたくなってしまう人、
いろいろな人が私のまわりにいてくださいます。
人生、平均まで生きればおおかた半分のところ。
流れにまかせて、求めにまかせて生きてきて、
5年後、10年後に何をしているかなんてまったく想像もできないし、
あと半分も生きている自分すら想像もできません。
何ほどのこともできていないように思えて呆然と立ちすくむことがありますが、
立ちつくすひまがあったら前に進まねばなりません。私を見守ってくれている人のためにも。
神さまはわたしに、生あるうちに何をせよと託されているのか、
自分に何をせよと、まわりの人に何をせよと命じておられるのか、
天上に還る瞬間までわからないかもしれませんが、
よりそのことを、どこかに意識し続けながら、歩む者でありたいと思います。
誰かとともに笑い、語り、憤り、泣ける者でありたいと願います。
でも、あまり過剰に考え込まないで、
感覚のようなものを、もっとだいじにして、今さらですが研いでいったらいいような気もしています。
またひとつ、歳を重ねました。

| 固定リンク



コメント