郵政民営化で15円振替が廃止に
あまりなじみがないかもしれませんが、郵便局には、ふつうの郵便貯金の口座と別に、郵便振替口座というものがあります。
会費や購読料などを支払うときに、01234-5-6789って感じの0から始まる口座番号が書かれた赤や青の用紙とお金を持って、郵便局にお金を振り込むことがあると思いますが、その口座のことです(ちなみに一般の郵便貯金の口座番号は1から始まります)。

むかし、大学の謝恩会の幹事をしたときに、この郵便振替口座をつくってから、けっこう便利なので送金に活用しています。
なにが便利かというと、この0から始まる郵便振替口座どうしで振り込み(正確には振替といいますが)するときは、何千円でも、何万円でも、たった15円の手数料で送金できるのです。
しかも、用紙には通信欄があって、これこれのお金を送ります、というちょっとした連絡も書けるのです。
ただし、相手の口座に入金されるには1日か2日かかかります。
先日、日本郵政公社さんから封書が届き、民営化で「ゆうちょ銀行」になる今年10月以降のサービスについての説明が。
それによると、この15円での振替サービスがなくなるとのこと。
雑誌の購読料や、フクハクポテチの代金や、寄付などの送金に、とても重宝していたのですが、なんと残念なことでしょう。

今後は、口座間の振替は、電信振替だけになるそうです。電信振替は瞬時に送金できますが、手数料は窓口なら140円、ATMなら120円になります。
民営化記念キャンペーンとのことで、民営化する今年10月から来年9月末まで、みなさんが持っている、1から始まる口座番号の郵便貯金口座から、ATMで郵便貯金口座、郵便振替口座への電信振替が無料になるそうです。これはこれですごいお得なので、10月から1年間はこれで送金をしようかと思います。でも1年かぎりです。
口座から口座の振替ではなく、一般によく使われる、用紙とお金を持って郵便局に行く「通常払込み」は、3万円未満は120円(ATMを利用する場合は80円)、3万円以上は330円(ATMを利用する場合は290円)かかります(これは民営化後に値上げされる値段です)が、3万円以上も振り込む用事はほとんどありませんから、そう考えると、自分で口座を持って、振替を利用するメリットはなくなってしまいます。
しかし、現金の出入りが必要ない口座間の振替のほうが、現金の扱いが必要で手間がかかりそうな通常払込みよりも高いのは、へんな話です。
私の勝手な推測にすぎませんが、いっぱんの銀行にはないこの郵便振替というしくみを、民業圧迫と言われたのか、民営化するのでこの際合理化しようと思ったのか、廃止しようと考えているのではないかと思えます。
郵便でも、不在時に持ち帰られた郵便物を郵便局に取りに行くのが、先月から、うちの近くの集配局では24時間受け取れたのですが21時までになりました。
深夜でも夜中でも、たいていほかの客も来ていたし、需要はあったはずです。
民間になるので、飛び抜けたサービスもとりあえず民間にあわせておこう、ということであれば、残念なことです。それとも、今までが、公営サービスで過剰すぎたということなのでしょうか‥‥。
(資料)
株式会社ゆうちょ銀行が提供する商品・サービス、料金等について (日本郵政公社)
株式会社ゆうちょ銀行が提供する商品・サービスの内容及び料金について (日本郵政公社 2007.06.22付ニュースリリース)
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